2015年11月06日
準決勝に残っ
そして蹴り合いを経た30分、ワラビーズはハーフウェイ手前でラインアウト。このセットピースが勝負を決定づける起点となった。モールを組んだあと、フィップスが左ショートサイドへパスを放す。端にいたミッチェルがタッチ沿いをゲイン。プーマスはミッチェルを止める足が残っていなかった。敵陣22メートル付近で右内へ切れ込んだミッチェルはさらに横走りし、パスをもらったときからかぞえて計7人くらいを外し、右へロングパスを放す。弾んだボールをアシュリー=クーパーが捕球し、右隅へトライ。コンバージョンの2点を併せ、15×29としてとどめを刺した。
プーマスは36分に自陣22メートル左端のスクラムから攻め、5次、21-10-5の左展開でオフロードの右リターンパス、トゥクレが敵陣22メートル内へ入る見せ場を作る。パスミスが出ていったんは下がったものの、38分、左展開からノーラックで右へ折り返し、13-10-7-19、ピッチ中央で途中出場の左LOマティアス・アレマーノが裏へ抜けた。右にいた味方にいいタイミングで放していればチャンス拡大というところだったが、ステップを切った際にバランスを崩し、そこで右へ放したパスがインコプリート。アシュリー=クーパーにキックを蹴られてしまった。
コルデロが処理、ショートパントを自らキャッチして意地のトライを目指すプーマスだったが、7次、21-10-22の左展開でカットパスをもらったデラフエンテがビールのタックルに倒され、ポーコックに絡まれてしまう。ターンオーバーしたポーコックがノックオン、ここでフルタイムの笛が鳴った。プーマスの猛攻をノートライに封じたワラビーズが、決勝進出を果たした。
プーマスは現有する力をすべて出し切った。ディフェンスは組織的というより、各プレーヤーが狙った相手を必ず仕留めていくような構え。その分、タックルレンジが狭い気はしたが、まあいいだろう。また、アタックはワラビーズが相手となると、主力不在で統率のない守りになったアイルランドを蹂躙したようにはうまく事が運ばなかった。
FWとBKが入り混じってグループ分けした配置、ポッドの陣形で攻める中、FWフェーズでゲインができなかったので、ラグビーチャンピオンシップのときのようなショートサイドの攻め、あるいはショートパスでズラしていくといった、局所的な1対1を制していく策のみが突破口といってよかった。ちょっとパスミスが発生したときのほうが、むしろマイボール獲得を狙った相手の防御に乱れが生じる分、チャンスができそうな気配があった。粗忽な面があることは否定できない。しかし、後半途中、勢いに飲まれたワラビーズにミスが出始めたときは、乱戦ムードを演出したプーマスに流れが来そうになった。後半30分、ミッチェルのゲインをきっかけにアシュリー=クーパーにトライを奪われたときは、スタミナが切れていた感じ。ラグビーチャンピオンシップでも顕著な傾向だが、た4チームの中で、プーマスがもっともフィットネスに劣る。
残り20分までリードした試合展開で、今回のようなゲリラ戦めいたムードを作りたかった。それでも、大舞台ということもあったか、終盤まで動けた部類に入るゲームだと思う。称えたいのはスクラム。善戦のベースになった。ピックアッププレーヤーは全員といっていいくらいだが、FWからはワークレートの高さが光ったパガディザバル。まだ20歳で将来性十分の大器だ。BKからは復帰戦となったボシュ。彼の縦は効く。コルデロも相変わらず好調だった。21歳の彼も世界的なスターになる資質を秘めていて、一瞬の加速が凄い。
プーマスは36分に自陣22メートル左端のスクラムから攻め、5次、21-10-5の左展開でオフロードの右リターンパス、トゥクレが敵陣22メートル内へ入る見せ場を作る。パスミスが出ていったんは下がったものの、38分、左展開からノーラックで右へ折り返し、13-10-7-19、ピッチ中央で途中出場の左LOマティアス・アレマーノが裏へ抜けた。右にいた味方にいいタイミングで放していればチャンス拡大というところだったが、ステップを切った際にバランスを崩し、そこで右へ放したパスがインコプリート。アシュリー=クーパーにキックを蹴られてしまった。
コルデロが処理、ショートパントを自らキャッチして意地のトライを目指すプーマスだったが、7次、21-10-22の左展開でカットパスをもらったデラフエンテがビールのタックルに倒され、ポーコックに絡まれてしまう。ターンオーバーしたポーコックがノックオン、ここでフルタイムの笛が鳴った。プーマスの猛攻をノートライに封じたワラビーズが、決勝進出を果たした。
プーマスは現有する力をすべて出し切った。ディフェンスは組織的というより、各プレーヤーが狙った相手を必ず仕留めていくような構え。その分、タックルレンジが狭い気はしたが、まあいいだろう。また、アタックはワラビーズが相手となると、主力不在で統率のない守りになったアイルランドを蹂躙したようにはうまく事が運ばなかった。
FWとBKが入り混じってグループ分けした配置、ポッドの陣形で攻める中、FWフェーズでゲインができなかったので、ラグビーチャンピオンシップのときのようなショートサイドの攻め、あるいはショートパスでズラしていくといった、局所的な1対1を制していく策のみが突破口といってよかった。ちょっとパスミスが発生したときのほうが、むしろマイボール獲得を狙った相手の防御に乱れが生じる分、チャンスができそうな気配があった。粗忽な面があることは否定できない。しかし、後半途中、勢いに飲まれたワラビーズにミスが出始めたときは、乱戦ムードを演出したプーマスに流れが来そうになった。後半30分、ミッチェルのゲインをきっかけにアシュリー=クーパーにトライを奪われたときは、スタミナが切れていた感じ。ラグビーチャンピオンシップでも顕著な傾向だが、た4チームの中で、プーマスがもっともフィットネスに劣る。
残り20分までリードした試合展開で、今回のようなゲリラ戦めいたムードを作りたかった。それでも、大舞台ということもあったか、終盤まで動けた部類に入るゲームだと思う。称えたいのはスクラム。善戦のベースになった。ピックアッププレーヤーは全員といっていいくらいだが、FWからはワークレートの高さが光ったパガディザバル。まだ20歳で将来性十分の大器だ。BKからは復帰戦となったボシュ。彼の縦は効く。コルデロも相変わらず好調だった。21歳の彼も世界的なスターになる資質を秘めていて、一瞬の加速が凄い。
Posted by 何をしたか思 at 17:35│Comments(0)